研究成果と社会における生かし方

 企業組織の存在する意義は社会に貢献することである。だが、企業組織があくまでも人間の集まりである。人間だから、限界があり、団体だといっても、社会に対する貢献が有限である。「情報技術」の「力」を貸しても無限までには行かないが、現在の限度を越え、貢献の力度を拡大することができる。ボーダーレス化が進んでいる我々の社会は、毎日莫大な情報量が出ている。人間はその莫大な情報量を処理するのがもう不可能であるが、「IT」の「力」を使えば、そもそも不可能の処理能力を手に入れた。その「処理能力」を活かし、企業が社会全体の消費状況と動向を統計・分析することにより、社会需要を明確し、無駄な研究開発をやめ、資源を節約し、節約した資源を有効な研究開発に取り込み、本当に意義がある製品を出せば、消費者・我々社会にとって、「福」ではないだろうか。

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